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2009年10月23日の事務日誌 |
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さて、先日の続きです。 皆さんが郵便などで使用する普通の「住所」と不動産でいうところの「所在」は異なっている場合があります。 不動産の場所を示す「所在」は、古くは明治時代に使用され出した、不動産を特定するためのもので、現在も、不動産の場所を特定する場合は、「所在」を使い続けています。 一方で、郵便などは、その後に使われ出した「住所」を使用し、現在は、こちらの方がなじみ深いものですね。 私も、初期のころはずいぶん悩みました。普通に住所を書いて登記簿を請求しても該当なしということがなかなか、理解できませんでした。 しかも、農村部などは、「所在」と「住所」が一致している場合もあり、「?」です。 結局、登記簿を取るには、「所在」を確認する必要があるのですが、 ① 固定資産税の納税通知書を見る ② 前に取得した登記簿を見る ③ 管轄法務局で、備え付けの地図(ブルーマップ)で確認する 等の方法をとる必要があります。いずれにしても、一手間かかるわけで、なんとも厄介ですね。 最近は、ネットなどでも謄本取得ができますが、如何せん、最初のハードルがあるので、初めての方はなかなかめんどくさいな~とお思いになるかと。私もそう思っています。 通常、私の依頼人の方も、住所を教えてくれるので、それしか情報がない場合は、結局、管轄法務局で、ブルーマップを確認しています。 うーん、非効率的ですね(笑) |
2009年10月19日の事務日誌 |
皆さんのお近くに、「法務局」、「~法務局~支局」、「~法務局~出張所」と呼ばれる施設はあるでしょうか? 私が開業しているのは我孫子ですので、我孫子近辺は、「千葉地方法務局柏支局」が管轄しています。 通常は、家を購入する場合や会社を設立する方以外、めったにご縁がない施設ではないかと思います。 実際、私もこの仕事を始めるまでは、行ったこともありませんでした。 で、何をしているところかといえば、説明は難しいのですが、ご自宅をお持ちの方は、管轄の法務局で、登記簿を見ることができます。 不動産の名義が、自分になっているか、銀行から、融資を受けている場合は、自宅に抵当権の登記がされているのが通常でしょう。 最近は、インターネットでも確認できるサイトがありますし、登記簿謄本もインターネットで取得が可能です。 が、私もそうですが、いまだに入るのに少し勇気が要ります。早くなれないといけないんですが・・・。 因みに、登記簿を確認する場合、法務局に備え付けの用紙を書いて出すのですが、不動産の住所だけを書いても、登記簿を出してくれない場合があります。 これが、曲者でして。。。私も最初はずいぶん悩みました。このことはまた、触れていきます。 |
2009年10月14日の事務日誌 |
今日は、相続登記について、思うところを書いてみます。 ある方が亡くなり、その方が、不動産をお持ちであった場合、名義を変更する、相続登記を行うのが、一般的です。 「一般的」と書きましたが、相続登記をしなければならないという、決まりはありません。ですので、放置しておいても、法律的に罰せられるわけではありません。 しかし、何代も放置しておいた後、いざ、その不動産を売却することにした場合、少し厄介なことになりがちです。 通常ですと、お子さんが何人かいて、さらにお孫さんが何人かいて・・・を繰り返すと、売却段階で、不動産を所有する権利がある方が、大幅に増えてしまいます。 で、権利を持っている方が、自分の持分を売却するならば、問題ないのですが、通常は、何世代にもわたって、権利変動を放置していた場合、持分は、何十分の一ぐらいなってしまい、売却しようにもなかなか困難を伴うことでしょう。 これを防ぐために、早めに、名義変更を行うように勧めています。 最近は、ご自身で、登記をする方もいらっしゃいますし、そこまで敷居が高いというわけではありません。書籍も多く出版されていますので、ご本人での登記申請も十分可能です。 ただ、ご注意いただきたいのが、名義を変更する際は、税金が課かせられます。これが、結構曲者でして。。。 相続による名義変更ですと、不動産の固定資産額の0.4%の税金がかかります。3000万円の不動産だと、12万円です。 葬儀、お墓などで出費をした後、さらに、これだけかかるとは・・・。もう少し、安くなればいいのですがね。 |
2009年10月13日の事務日誌 |
今日は、もうひとつ、思うところを書いてみます。 昨日、テレビで、家賃などを払えない方を無理やり追い出す、「追い出し屋」とそれに対して、戦う弁護士さん、司法書士さんの特集をやっていました。 皆さんは、どのようにお考えになったでしょうか?言い分は、両者あると思います。しかし、難しいのは、法律家の関与です。 確かに、違法な追い出しは、やめるべきでしょう。しかし、弁護士、司法書士は、追い出す側に立つケースも十分ありえます。 法律的に、家賃を払わないのは、明らかに契約違反です。家主側にたって、支払いの督促を請求することもまた、法律で認められた権利ではあります。 借主側にたつ側も、結局は、借主さんから、報酬をもらう、貸主さんの側に立つ方も、結局は、報酬をもらう。どちらが正しいのかは、私にはわかりません。 きっと、両方正しいのでしょう。法律家というのは、常に倫理との戦いだなと感じたしだいです。 支離滅裂な文章になりましたが、法律家の皆さんはどのように考えるのでしょうか? 私のところに同じような依頼が来た場合・・・難しいですね。悩みます。 |
2009年10月13日の事務日誌 |
さて、3連休明けですが、いかがお過ごしでしょうか?私はといえば、土日は司法書士口述試験の模擬試験の試験官として、時間を費やしていました。 で、月曜日だけ休みだったのですが、久しぶりに家にいました。開業してから、丸一日休みというのは初めてだったので、少し、リラックスです。 おかげさまで、我孫子市で開業してから、1ヶ月半ぐらいが経過しました。ありがたいことに少しずつですが、ご依頼もきています。とはいっても、まだ、赤字ですが・・・ 税理士、土地家屋調査士など、隣接資格職の方もそうですが、みなさんの開業当初はどういった感じだったのでしょうか? そのまま、前任者の顧客を引き継げる方はいいのですが、私のように、地縁血縁一切ない方の開業当初のご苦労を聞いてみたいとは思います。 もっとも、東京などは激戦区ですから、ブログなんかを拝見いたしますと、セミナー等に参加して、人脈を作る方もいらっしゃるようですね。 都会ならではという気がします。そうではなくて、地方で開業された方のお話が聞きたいですね。HP作成、ダイレクトメール作成、ポスティング、いろいろな試行錯誤があるかと思います。 やはり、地域に密着した活動をしていく方が残っていくのでしょか?私もかくありたいものです。 |
2009年10月08日の事務日誌 |
さて、今日は関東地方は台風の影響で、電車は止まりまくりです。仕事にならんので、久しぶりにHPを更新しています。 先日、司法書士試験の合格発表がありました。合格された皆さんは、喜びもひとしおでしょう。私も、昨年合格(平成20年度)ですが、うれしかったのを覚えています。 なんせ、人生で、もっとも勉強に打ち込んだ1年だったので。 今年の私はといえば、某資格予備校で、10月に実施される口述試験のための模擬試験の試験官をやっています。 昨年、受講した私が、試験官ですから、人生わからんですね。試験官のお仕事をさせていただくと、実に多くの合格者の方に会うことができます。 これが、なかなか、興味深いところですが、実にいろんな性格の方が合格されていますね。極度に緊張してしまっている方、前途洋洋の方、合格後に希望と不安を抱えている方・・・ でも、大丈夫です。この資格に合格された方は、大変な苦労をしてきています。年齢関係なし。そんな方々ですから、きっと、道は開けるはずです。 受験生時代より大変な苦労はありません。今後の人生でも、苦しくなったとき、受験時代の苦労を思えば、乗り越えられるでしょう。 でも、今年、惜しくも涙を飲んだ方は、来年に向けて、始動してください。まずは、自己分析。アドバイザーをしていると、この分析が足りない方が実に多いです。 「何が何問取れたか?」「科目ごとにインプットは十分か?」をもう一度、点検してください。分析なくして、合格はありません。がんばれ!! |